認知症について

今日は、ふじみ野市へ高齢化と認知症の見極め方についての講演会に行ってきました。

講演されたのは、医療法人社団京浜会京浜病院 理事長の熊谷頼佳先生です。

アルツハイマー型認知症診断基準が1984年以来27年ぶりに改訂されたそうです。


・健忘症状の有無を問わない(改定前:記憶障害を含む複数の認知機能障害がある)

・発症年齢は問わない(改定前:40~90歳の間に発症している)

など診断基準が変わってきています。


熊谷先生は本にも書かれていますが、熊谷式3段階認知症治療として混乱期、依存期、昼夢期と3つの段階に分け、それぞれの段階に応じた対応方法があるそうです。

いくつか、具体的な例を挙げて説明していただきなるほどと納得しました。

認知症は、もの忘れが始まる頃よりも何十年も前からひそかに発症し、ゆっくりと進行する病気です。

もの忘れの程度が軽く、認知症と断定出来ない状態を軽度認知障害(MCI)といいます。

軽度認知障害は、その半数が本物の認知症になるといわれています。

ならないためには、身体機能が低下しないよう体を使い、栄養不足にならないよう食事に気をつけ、活動的な生活を送ることがいいようです。