エンディングノート

 人生の卒業式を迎える前に、ノートに記入することで、これまでの生き方を振り返り、今持っている財産を把握し、ご自身の終末について希望を書く欄もあります。

 

 人生に別れを告げることは、辛いものですが必ずきます。それをしっかり受け止めた上で、限りある人生を大切に楽しく過ごしていただきたいのです。

 

 また、親しいからこそ言いにくいことを、このエンディングノートに遺すこともできます。感謝の言葉や想いを書いてください。

 

 地震や火災などの非常事態に、このノートを持って避難すれば、緊急時の連絡をとるのに便利という実用性もあります。

 

 ぜひ、記入しておきたい事項として、自分の人生の残り時間です。

平均寿命から今の年齢を引き、生活時間をかけてください。

厚生労働省の簡易生命表による平均余命(平成24年)を参考に計算してみましょう。たとえば60才女性の場合、28.33才です。つまり88.33才まで生きる予定ですね。

1日24時間のうち、睡眠時間を8時間と考え16時間が自由に使える時間となります。

(88.36-60)×365×16=165447.2時間

このように数字にだしてみると、人生が愛おしく感じませんか?

 

具体的な数字を見ることにより、今この時を大切に生きていかなくてはとの想いが強くなります。

 日々のなにげない生活がいとおしくなります。

 

エンディングノートの必要性

・死後の手続きには欠かせない情報を記載できます

・残された家族にとって、完璧ではなくても手ががりとなります

・やり残したことはないか、考えるきっかけとなります

・相続の準備になります

 

本当はあまり考えたくない人生の終わりですが、人生の締めくくりはとても大切なことです。その締めくくりの準備は早ければ早いほど今このときをよりよく生きていけます。

人は、自分の人生のラストがいつ来るのか知ることはできません。元気な今、いつ来るかわからないラストに向けて、ゆとりを持って備えることができます。

ノートに記入することで、お付き合いの整理、財産の整理、こころの整理ができます。

これからの人生を丁寧に、自分らしく生きていきましょう。

 

死ぬ時に後悔すること

(緩和医療医 大滝秀一著 死ぬ時に後悔すること25より抜粋)

  1. 健康を大切にしなかったこと
  2. たばこをやめなかったこと
  3. 生前の意思を示さなかったこと
  4. 夢をかなえられなかったこと
  5. 自分のやりたいことをやらなかったこと
  6. 遺産をどうするか決めなかったこと
  7. 自分の葬儀を考えなかったこと
  8. 美味しいものを食べておかなかったこと
  9. 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
  10. 行きたい場所に旅行しなかったこと
  11. 会いたい人に会っておかなかったこと
  12. 自分の生きた証を遺さなかったこと
  13. 神仏の教えを知らなかったこと
  14. 愛する人にありがとうと伝えなかったこと    等