リバースモーゲージの現実

リバースモーゲージは、銀行が生活資金を融資するものや、市町村社会福祉協議会が低所得世帯に生活費を貸し出すものなどがあります。


いずれも生存中には返済しなくてよく、亡くなった時点で一括返済する制度です。


自宅以外に財産のない高齢者にとっては、とても魅力的に聞こえますが、注意しなければならないことがあります。


例えば、貸付限度額は土地の評価額の7割程度です。また、相続人の同意が必要です。

長寿化、不動産の価格が下落した場合などで、貸付額が担保不動産評価額を超えてしまうと、返済を求められることもあります。


銀行によっては、遺言信託を利用することが融資の条件になっていたり、あるメガバンクは1億円以上の評価額ではないと融資しないようです。


高齢者の期待は大きいのですが、実際に利用するとなるとハードルが高い制度だと思います。